ディゼトワール（2013年生、母ラタンバスケット）

ディゼトワール（2013年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「１０の星（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時10歳）と交配したラタンバスケットが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2017年の福寿草特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

1月11日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、5着に終わった。

7月3日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、小川町のらぼう菜賞（浦和ダート1600m 雪/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサンガッロに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた8戦目は、初雪賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のハクサンワールドを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2017年）

1月20日、中5週で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のドリームスカイハイをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

5月21日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

9月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月1日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2018年）

3月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた14戦目は、爽春特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた15戦目は、桜貝特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた16戦目は、ザ・ナゲッツハートビートナイター特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の晩春特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったリネンスカッシュに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、志国高知幕末維新博賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したルミナスコマンダーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

6月26日、中6週で迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、露草特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月5日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、天の川特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

10月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から7kg戻して迎えた21戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、秋の宵賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた22戦目は、久喜といえば梨で賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

11月5日、中0週で迎えた23戦目は、大福山賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

6歳（2019年）

2月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、頑張ります!ジオファーム春は近いぞ!（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったラヴィーズロマーンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月27日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた25戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったグランディスカーペに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた26戦目は、夢をありがとう!石崎隆之記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

7月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦の夏椿特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

8月16日、中6週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた28戦目は、朝顔特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた29戦目は、初秋特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月11日、中1週で迎えた30戦目は、テレ玉BACHプラザ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた31戦目は、仲秋特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月27日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた32戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、サフラン特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

11月16日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた33戦目は、耶馬溪賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月31日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた34戦目は、小林拓未騎手を鞍上に迎えて、おおとり賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず14着に終わった。