サンガッロ（2012年生、母ファルネーゼ）

Sangallo

2012.05.06

サンガッロ（2012年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ファルネーゼ宮の設計者名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したファルネーゼが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2018年のブラッドストーン特別(一般B2二)。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

1月24日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月29日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

10月3日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月9日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオンリーラインに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月8日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2七八（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウザンヒキリを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2016年）

1月18日、中5週で迎えた6戦目は、けいちゃん生誕記念キラキラカップ（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のビリーバブルに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月16日、中3週で迎えた7戦目は、船橋競馬名物 菊屋キャロッタ焼きが半額!（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（3戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、ロマンホープに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6月20日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、コムスメ夜競教室開催記念（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、よみうりランド プールWAI賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

8月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、沖ノ島特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

9月5日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（4戦3勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって5着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のサンチュータを3/4馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

10月17日、中2週で迎えた13戦目は、彩の国たまご賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のポッドシャアに2馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

11月24日、中4週で迎えた14戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、小川町のらぼう菜賞（浦和ダート1600m 雪/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったディゼトワールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2017年）

1月18日、中7週で迎えた15戦目は、迎春特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミュールに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月24日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の紅梅特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のジョーチャーリーに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

3月28日、中4週で迎えた17戦目は、沈丁花特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のパルパルパピヨンに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月26日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のハナミズキ特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた19戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、薫風特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月23日、約6か月の休養明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦の勤労感謝の日特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（8戦6勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオーバークロックを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って久方ぶりの実戦を物にした。

12月21日、中3週で迎えた21戦目は、滑川町谷津田米賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（9戦7勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6歳（2018年）

1月9日、中2週で迎えた22戦目は、ガーネット特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（10戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったナムラアヴィに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（11戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダイメイリシャールに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

3月23日、中4週で迎えた24戦目は、ブラッドストーン特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（12戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のカスタネットに1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

4月26日、中4週で迎えた25戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で庄司大輔騎手（13戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したハヤブサプリンスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。