ロマンホープ（2012年生、母クロノグラフ）

ロマンホープ（2012年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋希望。これからの人生に希望を与えて頂くことを願い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時27歳）と交配したクロノグラフが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）友田牧場。戦績は、中央平地21戦0勝、地方13戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年のあうる賞(一般B2四 B3一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、友田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって682.5万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、菅實によって756万円で落札された。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月31日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

10月12日、中5週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

3歳（2015年）

1月10日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月22日、中3週で迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入った。

4月18日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

6月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（7戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（8戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、長崎街道小田宿特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4歳（2016年）

1月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、「音楽のまちふなばし」カップ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月16日、中3週で迎えた16戦目は、船橋競馬名物菊屋キャロッタ焼きが半額!（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンガッロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月10日、中2週で迎えた17戦目は、サンゴ賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したジーガークリスタルを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた18戦目は、桜草特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカールトンガーデンに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

3月31日、連闘で迎えた19戦目は、春眠特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたアラマサル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月14日、中1週で迎えた20戦目は、アンデルセン賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のタランチュラホークに1馬身半の差をつけて制した。

5月5日、中2週で迎えた21戦目は、5/6はナイター! 夜競賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のガリャルダに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月3日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の薫風特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったトーセンセラヴィに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月27日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、あうる賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレーザーに1馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

12月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、プロキオン賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（9戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したリンノフォーマリアにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月29日、中3週で迎えた25戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で矢野貴之騎手（10戦5勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

5歳（2017年）

1月11日、中1週で迎えた26戦目は、西船橋小松菜杯（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で矢野貴之騎手（11戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、伸びてきたアラマサル決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月20日、中9週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた28戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の米沢特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

5月27日、中6週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（10戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

8月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた31戦目は、T.クウィリー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2017ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

10月7日、中5週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（11戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

6歳（2018年）

1月28日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（12戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

3月17日、中6週で迎えた34戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。