アラマサル（2012年生、母ターミナルフラワー）

アラマサル（2012年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝る」。毛色は鹿毛。種牡馬のカンパニー（当時11歳）と交配したターミナルフラワーが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方32戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の西船橋小松菜杯(一般B1二以下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アラキファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

9月7日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

12月27日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

2月28日、中6週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

8月8日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月6日、中7週で迎えた9戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、話題沸騰!東西売店モツ串食べに来てね賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた10戦目は、雪ノ下特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月9日、中2週で迎えた11戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1六七（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた13戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエクセルバードに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2016年）

1月20日、中4週で迎えた14戦目は、「音楽のまちふなばし」カップ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したノースフォンテンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月15日、中3週で迎えた15戦目は、春菊賞（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサトノダヴィンチをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月10日、中2週で迎えた16戦目は、サンゴ賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた17戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、春眠特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のロマンホープをハナ差振り切って2勝目を挙げた。

4月14日、中1週で迎えた18戦目は、アンデルセン賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた19戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた20戦目は、桐の花特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、20時30分にハートビート賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のルミナスコマンダーを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月20日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた22戦目は、スパイラルカーブ賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエヌティボタンに3馬身の差をつけて4勝目を収める

8月8日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の鋸山特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキタノイットウセイに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月8日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の伏姫特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の千葉県畜産フェア特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で和田譲治騎手（8戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキタサンダイチをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月7日、中5週で迎えた26戦目は、一茶特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で和田譲治騎手（9戦5勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したアドマイヤイバマを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月9日、中4週で迎えた27戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で和田譲治騎手（10戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

5歳（2017年）

1月11日、中4週で迎えた28戦目は、西船橋小松菜杯（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で和田譲治騎手（11戦5勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のロマンホープをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月7日、中3週で迎えた29戦目は、春告鳥特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で和田譲治騎手（12戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた30戦目は、三咲特別（船橋ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で和田譲治騎手（13戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の伊勢海老特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で和田譲治騎手（14戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた32戦目は、端午特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で和田譲治騎手（15戦6勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた33戦目は、新緑特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で和田譲治騎手（16戦6勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

6月22日、中4週で迎えた34戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で和田譲治騎手（17戦6勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

10月27日、約4か月の休養明けで迎えた35戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の11月11日船橋競馬ふれあい広場開催記念（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月8日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の日刊ゲンダイ賞（船橋ダート1700m 雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

6歳（2018年）

1月2日、中3週で迎えた37戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、時計修理のクイック新春記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

6月6日、約5か月の休み明けで迎えた38戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（18戦6勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の麻綿原特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（19戦6勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた40戦目は、オフト大井賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（20戦6勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。