エクセルバード（2011年生、母スターシーキング）

エクセルバード（2011年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鳥」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時12歳）と交配したスターシーキングが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方26戦14勝2着8回。主な勝ち鞍は2015年の一般C1五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ターフマネジメントによって315万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月7日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

3歳（2014年）

3月22日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず16着に終わった。

5月24日、中8週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く17着に終わった。

8月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた6戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイゴコクリュウに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C8（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったランズデールを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るウォーターエイトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月3日、中1週で迎えた9戦目は、オヤマリンドウ特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったザトゥルーエアーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた10戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で持原大志騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るシルバーペガサスを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

4歳（2015年）

1月3日、中1週で迎えた11戦目は、森田渉誕生記念（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で持原大志騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るケイウンヘブンズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月16日、中1週で迎えた12戦目は、葉牡丹特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で持原大志騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた13戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、レディス&ヤングジョッキーズシリーズ2015 第2戦（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、スズカレビンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は持原大志騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るコウエイプリンセスを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

2月27日、中1週で迎えた15戦目は、沈丁花特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキーヴューを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目を収める

3月9日、中0週で迎えた16戦目は、うお座特別（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（9戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイケイハリケーンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、開設まで9日、Jプレイス弥富（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（10戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るピンクストーンを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月9日、中1週で迎えた18戦目は、雀の子、そこのけ賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で持原大志騎手（11戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリシェスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた19戦目は、ホタルイカ賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で持原大志騎手（12戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、コスモナーダムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月21日、中7週で迎えた20戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマチカネカミカゼに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、ケイアイサンダーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るツインパールを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

8月8日、中2週で迎えた23戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、よさこい鳴子踊り特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したリュウノボサツを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた24戦目は、残暑特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた25戦目は、長月特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリュウノガーネットに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般B4（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマサノエクスプレスに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月12日、中2週で迎えた27戦目は、一般B2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るペプチドキングモアを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

10月25日、中1週で迎えた28戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、錦秋特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた29戦目は、ウッチー団長命特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のナムラハンベエをアタマ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

12月14日、中4週で迎えた30戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアラマサルに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2016年）

1月1日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。