シルバーペガサス（2010年生、母アモーレペガサス）

シルバーペガサス（2010年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父父名の一部＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時15歳）と交配したアモーレペガサスが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方26戦10勝2着7回。主な勝ち鞍は2015年のバンデージ賞(一般B3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤守によって945万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

8月31日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた2戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

4歳（2014年）

1月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた3戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ディアザリアーに交わされて2馬身差の2着となった。

2月18日、中4週で迎えた4戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモファステストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月5日、中1週で迎えた5戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた6戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた7戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月21日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、八木直也騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るプティアノンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月5日、中1週で迎えた9戦目は、アケボノソウ特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で八木直也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアンデスに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月19日、中1週で迎えた10戦目は、シラハギ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で八木直也騎手（2戦2勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、なごやのお米「陽娘CUP」（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で八木直也騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコウエイプリンセスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で八木直也騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のように疾駆したが、エクセルバードに半馬身交わされて2着となった。

5歳（2015年）

1月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で八木直也騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったカノープスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中3週で迎えた14戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた15戦目は、奥田夫妻結婚1周年記念～絆～（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は八木直也騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったアスタースカイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月11日、中3週で迎えた16戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で八木直也騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた17戦目は、開設まで10日、Jプレイス弥富（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で八木直也騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマニエーテを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

4月9日、中1週で迎えた18戦目は、還暦祝なやちゃん賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で八木直也騎手（9戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のディーエスソウルを半馬身振り切って1番人気に応えた。

4月24日、中1週で迎えた19戦目は、卯の花特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で八木直也騎手（10戦4勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で八木直也騎手（11戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサウザーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月22日、中1週で迎えた21戦目は、れんげ特別（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で八木直也騎手（12戦5勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で八木直也騎手（13戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のティーブラウニーに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6月11日、連闘で迎えた23戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で八木直也騎手（14戦6勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた24戦目は、クロダイ賞（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で八木直也騎手（15戦6勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、デルママツタロウに交わされて4馬身差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた25戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、ゲンゴロウ賞（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメネフネに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月16日、連闘で迎えた26戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は八木直也騎手（16戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ウッチャリに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月19日、中4週で迎えた27戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で八木直也騎手（17戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジューヌノーブルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月26日、連闘で迎えた28戦目は、バンデージ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で八木直也騎手（18戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウォーターエイトを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。