リシェス（2010年生、母ワイキューブ）

リシェス（2010年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「豊か（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時12歳）と交配したワイキューブが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地10戦1勝、地方16戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月13日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブロンドバレットをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月18日、中4週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のからまつ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月24日、中4週で迎えた3戦目は、2歳500万下の冬桜賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

3歳（2013年）

3月24日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

6月30日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

4歳（2014年）

1月18日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

5月10日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下の高田城特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

7月20日、中9週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

10月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた10戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月29日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、平庭高原レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジャイアントスターをアタマ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

12月13日、中1週で迎えた12戦目は、ロードクロサイトレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2015年）

1月20日、中4週で迎えた13戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた15戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着を確保した。

3月13日、中2週で迎えた16戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノボサイボーグに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月24日、中1週で迎えた17戦目は、弥生特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のエスケイオスカーを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

4月9日、中1週で迎えた18戦目は、雀の子、そこのけ賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクセルバードに5馬身の差をつけて優勝

4月21日、中1週で迎えた19戦目は、おうし座特別（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（3戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルマベルヴァを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

5月6日、中1週で迎えた20戦目は、おおぐま座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた21戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

10月7日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹羽克輝騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた23戦目は、いろは橋賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丹羽克輝騎手（7戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ホワイトレーヌに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で丹羽克輝騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で丹羽克輝騎手（9戦4勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた26戦目は、初霜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丹羽克輝騎手（10戦4勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。