ツインパール（2011年生、母クーチュア）

ツインパール（2011年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ツインパール。本馬の誕生日石」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時11歳）と交配したクーチュアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、地方27戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2ロ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、静内酒井牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、大久保和夫によって367.5万円で落札された。

久保与造厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2014年）

8月25日、デビュー戦は江川伸幸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は515kg。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエイシンコクーンに詰め切れず、約15馬身差の2着となった。

9月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳戦の甲冑競馬賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

11月26日、中7週で迎えた4戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた5戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

12月31日、連闘で迎えた6戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた7戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったアラートに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月20日、連闘で迎えた8戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウカイラッキーに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のノーステラスに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月25日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のクイズリングテラスに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ブラッシュアップに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた13戦目は、牧野植物園特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

3月29日、連闘で迎えた14戦目は、島崎遥香生誕前日特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で永森大智騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダンスインザスカイに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月5日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で永森大智騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた16戦目は、うつぼのタタキ特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で永森大智騎手（9戦3勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったリュウノボサツに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月29日、中0週で迎えた17戦目は、ユーイチルーム特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で永森大智騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のテルスに1馬身の差をつけて制した。

5月5日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で永森大智騎手（11戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた19戦目は、頑張れ宮川兄弟特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で永森大智騎手（12戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケイアイサンダーに1馬身の差をつけて5勝目を収める

5月31日、中1週で迎えた20戦目は、雨月特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で永森大智騎手（13戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったエーシンハダルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、父の日特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で永森大智騎手（14戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6月28日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で永森大智騎手（15戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のシュラをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

7月4日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で永森大智騎手（16戦6勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で永森大智騎手（17戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はウィステリアカットと並んで2着同着となった。

7月25日、連闘で迎えた25戦目は、土佐の花火大会特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で永森大智騎手（18戦6勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で永森大智騎手（19戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。