グランディスカーペ（2015年生、母スプリングシティ）

グランディスカーペ（2015年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「凄い靴（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時8歳）と交配したスプリングシティが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。主な勝ち鞍は2019年のプリムローズ賞(一般B1二 B2一ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アラキファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小田吉男によって550.8万円で落札された。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月23日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた3戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3歳（2018年）

2月11日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ツブラナヒトミに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

5月29日、中6週で迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の青嵐賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたトキノマツカゼ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中2週で迎えた10戦目は、駿足賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、城下町岩槻鷹狩り行列賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた12戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、幻の肉古代豚賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のニシノグリヨンに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2019年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から23kg増やして迎えた13戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の紅梅特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

2月27日、中1週で馬体重を前走から25kg絞って迎えた14戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディゼトワールに9馬身の差をつけて優勝

5月1日、中8週で迎えた15戦目は、新緑特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のゴールデンダイヤに4馬身の差をつけて制した。

5月28日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のプリムローズ賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のフラワーオアシスを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、秦野たばこ祭記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

9月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦の菊月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

9月17日、連闘で迎えた19戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。