ルーラルハピネス（2020年生、母ナムラバイオレット）

ルーラルハピネス（2020年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「黄色いスミレの花言葉『田園の幸福』。母名と本馬の誕生花より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のファインニードル（当時7歳）と交配したナムラバイオレットが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は川向高橋育成牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川向高橋育成牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって924万円で落札された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月18日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2023年）

2月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月11日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のニシノトレンディーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月29日、中6週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したタツダイヤモンドを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月8日、中9週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダレモトメラレナイを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月9日、中8週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のピカリエに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月5日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったダノンミカエルにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの冬至特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4歳（2024年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。