ダレモトメラレナイ（2019年生、母ネーラペルレ）

ダレモトメラレナイ（2019年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「誰も止められない」。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時13歳）と交配したネーラペルレが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は須崎牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月12日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

3歳（2022年）

5月8日、約8か月の休養明けで迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、キュートハイカーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月17日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフエキを上がり3位タイの末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

9月18日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月5日、中6週で迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

11月20日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、エナジーグランに半馬身交わされて2着となった。

4歳（2023年）

1月15日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 小雨/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったビップシュプリームにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、サノノヒーローに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月22日、連闘で迎えた12戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの浄土平特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

7月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のルーラルハピネスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

12月2日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスのベストウィッシュカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

2024年1月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。