アバンギャルド（1998年生、母アラマサキャップ）

アバンギャルド（1998年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のダンスホール（当時12歳）と交配したアラマサキャップが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方26戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上C6-3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アラキファームから「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、岩崎僖澄によって493.5万円で落札された。

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

5月6日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

7月17日、中9週で迎えた2戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月26日、中5週で迎えた3戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた4戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月3日、中2週で迎えた6戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

12月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた8戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西原玲奈騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

4歳（2002年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサパースチャーリーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月31日、中2週で迎えた11戦目は、福元弘二騎手を鞍上に迎えて、タンポポ特別（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月8日、連闘で迎えた12戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアルマーダホウザンから3/4馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中1週で迎えた13戦目は、モクレン特別（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネハからクビ差の2着に甘んじた。

5月4日、中1週で迎えた14戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、あやめ特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシービーパールから5馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中2週で迎えた15戦目は、しゃくやく特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のユメロードフウジンに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月15日、中2週で迎えた16戦目は、桔梗特別（高崎ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシービーパールに3/4馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

9月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた18戦目は、田中亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

6歳（2004年）

2月19日、約17か月の休養明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-3（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイキスラッガーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月12日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C4-2（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカネトシパッションを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C4-3（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は米田幸治騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上C6-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米田幸治騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上C3-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米田幸治騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた25戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5-1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7歳（2005年）

4月12日、約11か月半の休み明けで迎えた26戦目は、青山裕一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミカワボタンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月4日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青山裕一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイシノクロヒメを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて5勝目をマークした。

5月17日、中1週で迎えた28戦目は、保利良平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のダイカツシップウをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月1日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C8-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保利良平騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C8-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で保利良平騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上D1三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で保利良平騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた32戦目は、3歳以上D1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で保利良平騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上D1一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で保利良平騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上D1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で保利良平騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキューティーエリに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月7日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上D1三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で保利良平騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8歳（2006年）

1月1日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で保利良平騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に敗れた。