スキャターザアップ（2002年生、母アップトゥユー）

スキャターザアップ（2002年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋上に（上から種をまくことをイメージ）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時5歳）と交配したアップトゥユーが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の一般C2。

経歴

デビュー前

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月20日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は534kg。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

3歳（2005年）

1月22日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

1月29日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3月8日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトパンジー特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト菜の花特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4月9日、中1週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月19日、中5週で迎えた10戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のルビーフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

9月4日、中4週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

11月12日、中5週で迎えた16戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブビーナスを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

12月5日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた18戦目は、シクラメン特別（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

4歳（2006年）

1月7日、連闘で迎えた19戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、かまくら特別（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサスガツヨイを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた21戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた22戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

7月17日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、シリウス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

10月31日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた25戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月15日、中0週で迎えた26戦目は、フェイスフルサドル特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

5歳（2007年）

2月17日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた28戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴィーナス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。