ゼットアレース（2015年生、母ネオシルヴィア）

ゼットアレース（2015年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の戦の神」。毛色は青毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時8歳）と交配したネオシルヴィアが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

8月27日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

10月22日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月12日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったタイキサターンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3歳（2018年）

5月13日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

4歳（2019年）

1月3日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた7戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた11戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したクロコを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月4日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のカヴァリエールに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月5日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた15戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、JCSファイナルステージ第1戦（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

7月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

5歳（2020年）

6月11日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg絞って迎えた17戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったチョウコイコイに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月18日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C3（園田ダート820m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったエアーシャンクスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松木大地騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、チェリーガイアに半馬身交わされて2着となった。

7月31日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松木大地騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着を確保した。

8月21日、中2週で迎えた22戦目は、田村直也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトキノケリーに5馬身の差をつけて順当に勝利した。

9月16日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた26戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、2020JBCまであと4日（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2020年11月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。