マリノジュリア（2016年生、母クラウンアルテミス）

マリノジュリア（2016年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時9歳）と交配したクラウンアルテミスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月17日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミコクイーンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3歳（2019年）

2月11日、中9週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

5月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

6月1日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

4歳（2020年）

1月5日、約7か月半の休養明けで迎えた6戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた7戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた9戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた11戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、フジマサリアルに3/4馬身交わされて2着となった。

11月15日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

5歳（2021年）

2月21日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

3月13日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のハローキャンディをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

5月16日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレ玉杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの八ヶ岳特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

8月15日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

10月9日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの山中湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

6歳（2022年）

4月24日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラスの石和特別（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレ玉杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

2022年5月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。