ハローキャンディ（2017年生、母トシキャンディ）

ハローキャンディ（2017年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「あいさつ+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時12歳）と交配したトシキャンディが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河小林牧場。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河小林牧場から「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月30日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 雨/不良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

10月20日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

11月16日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のバトーブランに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2020年）

1月13日、中7週で迎えた5戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

2月23日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

4月12日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

8月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

9月21日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月17日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林脩斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月15日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小林脩斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

4歳（2021年）

2月20日、中8週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月13日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したマリノジュリアにクビ差届かず2着となった。

4月25日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林脩斗騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

7月25日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（5戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林脩斗騎手（6戦0勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

10月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラスの聖籠特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林脩斗騎手（7戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた20戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では脚を伸ばせず17着に終わった。

5歳（2022年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林脩斗騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月30日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、桜坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

6月8日、中9週で迎えた23戦目は、グラスホッパー賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月19日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキョウワセイヴァーにアタマ差届かず2着となった。

10月4日、中1週で迎えた25戦目は、御殿坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったフィリオデルソルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月2日、中3週で迎えた26戦目は、日米フレンドシップ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のリコーバルカンに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の一般B2 B3（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のレディーアーサーに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

12月8日、中2週で迎えた28戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、九段坂賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた29戦目は、L-WING賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6歳（2023年）

5月23日、約5か月の休養明けで迎えた30戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ジュピター賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したトップアメリカンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦の夏木立賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた32戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のSPAT4プレミアムポイント賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた33戦目は、スターマイン賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

7歳（2024年）

2月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、梅見月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた35戦目は、朧月賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた36戦目は、わかば賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた37戦目は、一般B2三（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた38戦目は、カフェ・ド・パリ賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。