フィリオデルソル（2019年生、母オーラレガーレ）

フィリオデルソル（2019年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のクリエイターⅡ（当時6歳）と交配したオーラレガーレが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。2021年のウィナーズチャレンジ3に勝利した他、2022年の優駿スプリントトライアルで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

6月2日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンリュージュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月8日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンヌプリを猛烈な末脚で半馬身差し切って2勝目を奪取した。

3歳（2022年）

1月26日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサルビア特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたミヤギザオウ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中5週で迎えた4戦目は、3歳戦のクラシックトライアル（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた5戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月23日、中6週で迎えた6戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったティアラフォーカスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月28日、中4週で迎えた7戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月4日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、御殿坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハローキャンディに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月16日、中5週で迎えた9戦目は、晩秋賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るラルムオブダリアを次元の違う末脚で半馬身差し切ってファンの期待に応えた。

12月6日、中2週で迎えた10戦目は、トゥインクルナイト賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラストバリオンをアタマ差振り切って順当に勝利した。

4歳（2023年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、如月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（8戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた12戦目は、朧月賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で笹川翼騎手（9戦3勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4月20日、中5週で迎えた13戦目は、オメガ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で笹川翼騎手（10戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、’23メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

8月4日、中9週で迎えた15戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーブルノヴァを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月6日、中4週で迎えた16戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、永代橋賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月15日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ハイパータンクにクビ差交わされて2着に甘んじた。

デビュー前

荒山勝徳厩舎（大井）へ入厩。

12月9日、中2週で迎えた18戦目は、ビオラ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

5歳（2024年）

3月19日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、スノードロップ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた20戦目は、ニュートラック福島賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブルグミューラーにクビ差交わされて2着となった。