マイネクイーン（2008年生、母ファストルック）

マイネクイーン（2008年2月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時10歳）と交配したファストルックが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着3回。2011年のスイートピーステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、富田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、コスモヴューファームによって2,310万円で落札された。12歳のとき、ビッグレッドファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

ラフィアンターフマンクラブにて総額3,200万円（32万×100口）で一口馬主が募集された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月29日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったプランスデトワールにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中2週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルヴァルムを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中7週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月26日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

3歳（2011年）

1月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミエノゴーゴーを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

2月5日、中1週で迎えた6戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

5月1日、中8週で迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月22日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたサクセスシルエット決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

11月26日、中6週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4歳（2012年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた15戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

7月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

7月21日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月9日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5歳（2013年）

1月27日、中6週で迎えた20戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の西尾特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた21戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のモスカートローザに1馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

3月16日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。