エイシンエイト（2020年生、母エイシンモルト）

エイシンエイト（2020年1月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+英数字の8」。毛色は鹿毛。種牡馬のエーシントップ（当時10歳）と交配したエイシンモルトが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水丸牧場。2022年のウィナーズチャレンジ2に勝利した他、2022年のプリンセスカップ(牝M1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

5月5日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のプリンセスツッキーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月15日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のディオスメッセージに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月28日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦2勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

7月27日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

9月22日、中2週で迎えた7戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月26日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、2歳オープンの北海道とともに、世界へ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

11月13日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳M1のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フジラプンツェルに半馬身交わされて2着となった。

3歳（2023年）

2月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

2月28日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの椿賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の弥生スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

6月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はメイショウエニシアと並んで1着同着となった。

7月22日、中3週で迎えた15戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 小雨/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったオタルエバーにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

11月18日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのキビタキステークス（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4歳（2024年）

4月6日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。