サンキョウイットー（1991年生、母テツノロマン）

サンキョウイットー（1991年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクライツトー（当時9歳）と交配したテツノロマンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着3回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月13日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったマルカオーカンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、テンザントパーズに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のエケパニスをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（1994年）

5月28日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月13日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のカモンカモンカモンに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

4歳（1995年）

3月26日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5月7日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったダンスドゥソワに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の小野特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月23日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（7戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月5日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下の洞海特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、秋嶺賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた19戦目は、キャッツアイ特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。