マルカオーカン（1991年生、母ダイワキミコ）

マルカオーカン（1991年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時14歳）と交配したダイワキミコが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地13戦3勝2着1回。1994年の神戸新聞杯(G2)で3着に入った他、1994年の葵ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月14日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったシャイニンレーサーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンキョウイットーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1994年）

1月5日、中5週で迎えた3戦目は、4歳500万下の若菜賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の梅花賞（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るスギノロイヤルを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を獲得した。

2月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（中京芝1700m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳オープンの葵ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のインディードスルーを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

5月29日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦2勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた9戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

9月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた11戦目は、3歳G2の京都新聞杯（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（6戦2勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

4歳（1995年）

5月27日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、摩耶ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で河内洋騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。