ラヴアンドグレース（2018年生、母エーシントゥーゴー）

ラヴアンドグレース（2018年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛情と恩寵。人々の愛情と神様の恵みをたくさん受けられるように願い」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンカーク（当時12歳）と交配したエーシントゥーゴーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は高野牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上C3三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高野牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ムラヤマ・ブラッドストックによって334.8万円で落札された。2歳のとき、ヤマダステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月16日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

3月14日、中7週で迎えた2戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた4戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳B C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた6戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3三（園田ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネクストドリームに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦健太騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦健太騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のボムブラストを半馬身振り切って勝利をモノにする

12月2日、中2週で迎えた13戦目は、君も進もう!騎手への道賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦健太騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリリメリアに4馬身の差をつけて制した。

12月31日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦健太騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2022年）

1月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で杉浦健太騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ロングイに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月16日、中3週で迎えた16戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったティプシーワールドを半馬身捉え切れず2着となった。

3月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（10戦3勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（12戦3勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（13戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（14戦3勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた23戦目は、デージー賞（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた24戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

5歳（2023年）

1月2日、中1週で迎えた25戦目は、C2一4歳以上（園田ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐々木世麗騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のサンライズアクターを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月23日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカヤコに7馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

6月14日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で廣瀬航騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったマエマエに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で廣瀬航騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で廣瀬航騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で廣瀬航騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のモンシャトールに3馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

8月17日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で廣瀬航騎手（12戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

6歳（2024年）

3月27日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた38戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で廣瀬航騎手（13戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

4月17日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた39戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で廣瀬航騎手（14戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で廣瀬航騎手（15戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。