ヴォードヴィル（2020年生、母ストームイメージ）

ヴォードヴィル（2020年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「歌や踊り、劇などを織り交ぜたショー。多彩な魅力を持ち合わせている」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時13歳）と交配したストームイメージが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月12日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた3戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3歳（2023年）

1月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

3月5日、中6週で迎えた5戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

4月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大河騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

5月30日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦の能登里山里海賞（金沢ダート1500m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で角田大河騎手（3戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したモノクロームスターを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアウロスに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクリノクリスタルをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月10日、中8週で迎えた12戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの大須特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

4歳（2024年）

1月13日、中4週で迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

2月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

3月31日、中7週で迎えた15戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田裕一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

7月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西部日刊スポーツ杯（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田裕一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの濃尾特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田裕一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

10月20日、中8週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

2024年10月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。