パワーアルファ（2005年生、母タイキアプローズ）

パワーアルファ（2005年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミラクルアドマイヤ（当時10歳）と交配したタイキアプローズが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、地方21戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の2歳。

経歴

デビュー前

佐々木功厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2007年）

11月15日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は477kg。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブユーイチフジを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月11日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のペンズクンに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（2008年）

1月23日、中5週で迎えた3戦目は、3歳戦のフレッシュドリーム賞（浦和ダート1600m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

4月1日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

12月8日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた5戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた6戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月16日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、初春特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（6戦2勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3月10日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

5月4日、中7週で迎えた10戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、豊四季特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた11戦目は、菖蒲月特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったアドマイヤバクシンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月22日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1八九（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月31日、中5週で迎えた13戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、スパイクウッドに半馬身交わされて2着となった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（11戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったベニノデヒアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、おひつじ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフラッグハンターに3馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月28日、中5週で迎えた16戦目は、11月3日は競馬の祭典JBC賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（12戦2勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、ストロングアクシスに交わされて3馬身差の2着となった。

12月24日、中7週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、サンタクロース特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（13戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールドマーチャンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5歳（2010年）

6月21日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた18戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（14戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた19戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエアベルヴューに1馬身の差をつけて制した。

8月23日、中5週で迎えた20戦目は、一般C1三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6歳（2011年）

2月24日、約6か月の休養明けで迎えた21戦目は、二和特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（16戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。