インディウム（2012年生、母セブンバイセブン）

インディウム（2012年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパイロ（当時7歳）と交配したセブンバイセブンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はパカパカファーム。2015年の兵庫ダービー(地方重賞)に勝利した他、2015年の菊水賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、パカパカファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、スクーデリアによって735万円で落札された。

田中範雄厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2014年）

11月7日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパルファンに約22馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホーリーバードに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエムアイアックスに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月31日、中1週で迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーコーヴィーナスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3歳（2015年）

2月12日、中5週で迎えた5戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケルソンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

3月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハクシンライラックに2馬身半の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

4月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコパノジョージに2馬身の差をつけて無傷の7連勝を決めた。

5月6日、中4週で迎えた8戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で木村健騎手（6戦6勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（7戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコパノジョージに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月8日、中4週で迎えた10戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 雨/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で木村健騎手（8戦7勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4歳（2016年）

12月22日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、きんかん賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（9戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のバトルランチャに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2017年）

1月18日、中3週で迎えた12戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木村健騎手（10戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のニシノイーグルに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月5日、中2週で迎えた13戦目は、地方重賞の黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で木村健騎手（11戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったカッサイに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中2週で迎えた14戦目は、武徳杯（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で木村健騎手（12戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るスザクを3/4馬身差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

4月14日、中5週で迎えた15戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で木村健騎手（13戦10勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で木村健騎手（14戦10勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月23日、中4週で迎えた18戦目は、大阪スポーツ賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた19戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（15戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トランヴェールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月7日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた21戦目は、オッズパーク・マキバオー杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6歳（2018年）

1月11日、中1週で迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のダイヤモンドダンスを半馬身振り切って勝利数を12に伸ばす

2月1日、中2週で迎えた23戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上A1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のハタノキセキをアタマ差振り切って勝利数を13に伸ばす

3月8日、中1週で迎えた25戦目は、山口シネマ賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上A1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ハタノキセキに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月10日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月27日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上A1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったハタノキセキに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月18日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた30戦目は、夕刊フジ賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大山真吾騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた31戦目は、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 晴/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月30日、約6か月半の休み明けで迎えた32戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク杯（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトウケイアローに1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

7歳（2019年）

1月15日、中1週で迎えた33戦目は、開設4周年記念 DASH観音寺杯（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた34戦目は、山口シネマ賞（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ダークネブラスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月1日、中2週で迎えた35戦目は、弥生特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田野豊三騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月10日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、J-PLACE観音寺開設1周年記念（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田野豊三騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた37戦目は、近江牛特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田野豊三騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた38戦目は、3歳以上A1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田野豊三騎手（6戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の2019ファイナル（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田野豊三騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

8歳（2020年）

1月21日、中2週で迎えた40戦目は、開設5周年記念DASH観音寺杯（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田野豊三騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

2020年3月24日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。