マジカルパワー（2006年生、母ニットウヒマワリ）

マジカルパワー（2006年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「不思議な力」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時12歳）と交配したニットウヒマワリが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日東牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方21戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日東牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、小国和紀によって105万円で落札された。

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

9月18日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキングハーモニーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、中4週で迎えた2戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアグネスタキオン・プレミアム2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのルールオブロー賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた4戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアグネスタキオン・プレミアム3（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3歳（2009年）

4月30日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳オープンの大樹歴舟川特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンの新冠町軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の美幌特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンのさそり座特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた10戦目は、室蘭地球岬特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で坂下秀樹騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の留萌特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂下秀樹騎手（7戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

9月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳戦のドウベー特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で坂下秀樹騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた13戦目は、日高獣医師会特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で坂下秀樹騎手（9戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた14戦目は、ききょう特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で坂下秀樹騎手（10戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた15戦目は、胆振獣医師会長特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で坂下秀樹騎手（11戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったテイクザラブに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

11月10日、中3週で迎えた16戦目は、キッケンクリス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

11月19日、連闘で迎えた17戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、サッポロオフの贅沢特別（門別ダート1800m 雪/重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4歳（2010年）

1月15日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた19戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四15十六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十二十三（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

2月26日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十三14十五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

3月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

9月21日、約6か月半の休み明けで迎えた23戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。