フォルティーナ（2020年生、母ワンダフルタイム）

フォルティーナ（2020年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『強くて毅然とした』という意味の女性名」。毛色は栗毛。種牡馬のミッキーアイル（当時9歳）と交配したワンダフルタイムが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山野牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、猪又晶介によって660万円で落札された。

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月6日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3歳（2023年）

1月14日、中9週で迎えた2戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持久力でジリジリと辛抱強く粘り込んで先頭をうかがい、最後は2着のジャスパーロイヤルをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

1月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月8日、中9週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で角田大河騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

7月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエランティスをハナ差だけ差し切って2勝目を手中に収めた。

10月21日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田大河騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

4歳（2024年）

2月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川端海翼騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

7月13日、中6週で迎えた14戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの雲仙特別（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

11月3日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。