サクラエモーション（2005年生、母サクラキャンドル）

サクラエモーション（2005年5月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋情緒、感情」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時12歳）と交配したサクラキャンドルが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年のサイレントディール賞(一般C1-2)。

経歴

デビュー前

石本孝博厩舎（北海道）へ入厩。

4歳（2009年）

8月4日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、一般D3-2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は536kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメジャーステージを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月19日、中1週で迎えた2戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラブリーアゲンをクビ差振り切って2勝目を手にした。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月22日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2010年）

8月5日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフジノイチバンボシを半馬身振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

6歳（2011年）

5月3日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー（門別ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカリキュレイターに1馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

6月8日、中4週で迎えた7戦目は、水無月特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

6月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、胆振獣医師会会長特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた9戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、アポイ岳ジオパーク特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

8月4日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ソメスサドル特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヤマノオレンジに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月16日、中1週で迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、しし座特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた12戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、乙女座特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったウエスタンエルザに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた13戦目は、日高生産連特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサラマナエイジュンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7歳（2012年）

6月21日、約9か月の休養明けで迎えた14戦目は、南天特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた15戦目は、室蘭イルカ・鯨ウオッチング特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた16戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、ソメスサドル特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクセレントレイに4馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

7月31日、中1週で迎えた17戦目は、文月特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた18戦目は、十勝軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロクイチブライトにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた19戦目は、北海道日高管内商工会連合会特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた20戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた21戦目は、サイレントディール賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のムーンベックカフェをアタマ差振り切って勝利をモノにする

10月23日、中1週で迎えた22戦目は、JA門別馬舞米特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

12月3日、中5週で迎えた23戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、金ケ崎温泉郷レース（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

12月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、銀嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

8歳（2013年）

1月2日、中1週で迎えた25戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、初夢毘沙門天レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月8日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、金ケ崎城内諏訪小路伝建群レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた27戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、駒形賞（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた28戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた29戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。