ニシノクエーサー（2008年生、母ニューサイエダッティ）

ニシノクエーサー（2008年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋準恒星状天体。宇宙で最も明るい天体」。毛色は栗毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時12歳）と交配したニューサイエダッティが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方28戦0勝。2010年の芙蓉ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月15日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のニシノジャブラニをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。17頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2012年）

6月3日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

7月29日、中7週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はアカリと並んで10着同着となった。

10月14日、中4週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の平ヶ岳特別（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では全く伸びず18着に終わった。

5歳（2013年）

5月11日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

11月22日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、折笠豊和騎手を鞍上に迎えて、（公社）栃木県畜産協会長賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、冬萌特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた13戦目は、キャンドルライト賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

6歳（2014年）

1月2日、連闘で迎えた14戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、松竹梅賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた15戦目は、白梅賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた16戦目は、正幸献血300回達成記念（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた17戦目は、越生町のマスコット「うめりん」賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月9日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた22戦目は、さくらんぼ特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた23戦目は、エルタニン特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で折笠豊和騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2五六七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で折笠豊和騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

7月14日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2四五（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で折笠豊和騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月23日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で折笠豊和騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

8月1日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で折笠豊和騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた28戦目は、盆踊り特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で折笠豊和騎手（8戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた29戦目は、川幅日本一!鴻巣賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で折笠豊和騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で折笠豊和騎手（10戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で折笠豊和騎手（11戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2八九（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で折笠豊和騎手（12戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で折笠豊和騎手（13戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2八九（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で折笠豊和騎手（14戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で折笠豊和騎手（15戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7歳（2015年）

1月9日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3三四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で折笠豊和騎手（16戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で折笠豊和騎手（17戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた38戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で折笠豊和騎手（18戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。