ダルヴァザ（2016年生、母ササファイヤー）
Darvaza
2016.02.16
ダルヴァザ（2016年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のベルシャザール（当時8歳）と交配したササファイヤーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の2歳。
経歴
デビュー前
荒山勝徳厩舎（小林）へ入厩。
2歳（2018年）
8月30日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1600m 内回り 晴/重）に出走。馬体重は494kg。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダヴォスに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
11月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。
3歳（2019年）
3月7日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクラシックトライアル（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。
7月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
8月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。
8月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のファンタスティックリレースタート賞（大井ダート1600m 内回り 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のチャームフォラックをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。
12月3日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。
12月26日、中2週で迎えた8戦目は、冬野特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。
4歳（2020年）
3月4日、中9週で迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アークトゥルス賞（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。
7月13日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、アンドロメダ賞（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のトキノヴァンクールをハナ差振り切って休養明けの一戦をモノにした。
8月11日、中3週で迎えた11戦目は、メリッサ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。
9月17日、中4週で迎えた12戦目は、ケンタウルス賞（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。
10月16日、中3週で迎えた13戦目は、メデューサ賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァリオブキングズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。
11月9日、中2週で迎えた14戦目は、タレイア賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツクバキセキに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。
12月18日、中5週で迎えた15戦目は、スノーホワイト賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（8戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヤンヤノカッサイに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。
5歳（2021年）
1月2日、中1週で迎えた16戦目は、時計修理のクイック新春記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒルノバーゼルに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
1月26日、中2週で迎えた17戦目は、ベテルギウス特別（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
3月5日、中4週で迎えた18戦目は、シリウス特別（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（10戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。
11月8日、約8か月半の休み明けで迎えた19戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ナナイロひだか記念（川崎ダート2000m 雨/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を披露したが、3着に終わった。
デビュー前
内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。
1月7日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、ミモザ賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番ゲートからスタート。競走除外となった。
6歳（2022年）
1月20日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（11戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。
2月4日、中1週で迎えた21戦目は、アークトゥルス賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（12戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモビックラコグに5馬身の差をつけて8勝目を手にした。
2月28日、中2週で迎えた22戦目は、シリウス特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（13戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るグレイトムーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。
4月8日、中5週で迎えた23戦目は、めんそーれ川崎賞 沖縄本土復帰50年記念（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（14戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。
5月16日、中4週で迎えた24戦目は、アルデバラン賞（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（15戦7勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。
8月29日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、カノープス賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（16戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、リーチアディールにハナ差交わされて2着に甘んじた。
9月13日、中1週で迎えた26戦目は、ケンタウルス賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（17戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
10月10日、中3週で迎えた27戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ねんりんピックかながわ2022開催記念（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。
7歳（2023年）
1月31日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、ベテルギウス賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（18戦7勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。
4月3日、中8週で迎えた29戦目は、プロキオン賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（19戦7勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。
5月3日、中3週で迎えた30戦目は、憲法記念日2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（20戦7勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。
6月12日、中5週で迎えた31戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、カペラ賞（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したエラボレートを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。
7月3日、中2週で迎えた32戦目は、アクルックス賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。