ミスイザベル（1983年生、母ハードワーデス）

ミスイザベル（1983年5月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサドンソー（当時8歳）と交配したハードワーデスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着1回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

富田六郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

4月5日、デビュー戦は4歳未出走（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は406kg。鞍上は菅野昭夫騎手。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月15日、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

7月6日、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は菅野昭夫騎手。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のカールホールレディに2馬身の差をつけて勝利を物にした。

9月7日、牝馬限定の4歳以上400万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅野昭夫騎手。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月21日、牝馬限定の4歳以上400万下（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅野昭夫騎手。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、デュネミストラルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月12日、4歳以上400万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅野昭夫騎手。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月2日、4歳以上400万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉一己騎手。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月23日、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月20日、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

4歳（1987年）

2月1日、5歳以上400万下の紫川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅野昭夫騎手。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

2月15日、牝馬限定の5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅野昭夫騎手。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

3月15日、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

5月3日、5歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は菅野昭夫騎手。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るパープルホウヨウを豪快な末脚で半馬身差し切ってトップでゴールインした。

6月7日、5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅野昭夫騎手。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

7月18日、4歳以上400万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅野昭夫騎手。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダイナオレンジをクビ差振り切って勝利を挙げた。

8月1日、4歳以上400万下の米山特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅野昭夫騎手。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月12日、ハンデ戦で4歳以上900万下のながつき賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅野昭夫騎手。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月4日、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島市制施行80周年記念（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅野昭夫騎手。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

10月18日、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅野昭夫騎手。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月27日、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は坂本勝美騎手。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（1988年）

1月16日、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。