ダイナオレンジ（1983年生、母サワーオレンジ）

ダイナオレンジ（1983年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時12歳）と交配したサワーオレンジが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地43戦8勝2着5回。1988年の新潟記念(ハンデG3)に勝利した他、1988年の吾妻小富士賞(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

7月13日、6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月4日、8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイナスマイルから4馬身差の2着に敗北した。

8月17日、8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノスキーに3馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

9月28日、10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月19日、10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月24日、8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月7日、7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

3歳（1986年）

1月15日、牝馬限定4歳400万下の紅梅賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井健二騎手。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月8日、4歳400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

2月22日、4歳400万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月23日、4歳400万下（中山ダート1200m 雪/不良）に出走。鞍上は酒井健二騎手。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5月11日、4歳400万下（東京ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は玉井智光騎手。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月19日、4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は塚越一弘騎手。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月1日、4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

11月15日、4歳以上400万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井健二騎手。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

11月30日、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

12月7日、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井健二騎手。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ワイドラッキーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月14日、4歳以上400万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井健二騎手。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（1987年）

1月17日、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井健二騎手。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

2月1日、5歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井健二騎手。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

2月21日、5歳以上400万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井健二騎手。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

3月7日、5歳以上400万下（中京ダート1000m 雪/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井健二騎手。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

3月21日、5歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で酒井健二騎手。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月28日、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は玉井智光騎手。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

4月18日、5歳以上400万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は酒井健二騎手。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

4月29日、5歳以上400万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のコウチセプトに1馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

5月10日、5歳以上400万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井健二騎手。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、逃げるダイゼンアカツキを差し切れず、1馬身差の2着となった。

7月18日、4歳以上400万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井健二騎手。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったミスイザベルにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

8月1日、4歳以上400万下の米山特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井健二騎手。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月16日、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトップチャーミングに3馬身半の差をつけて勝利を掴み取った。

8月29日、4歳以上400万下の越後特別（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメルバプリンスに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月6日、4歳以上900万下の赤倉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマロンシロー決め手に屈してアタマ差の2着となった。

5歳（1988年）

4月2日、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井健二騎手。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月17日、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

4月29日、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は酒井健二騎手。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアローローゼットを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手にした。

5月15日、ハンデ戦で5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

6月4日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のポップワードを半馬身振り切ってトップでゴールを駆け抜けた。

6月19日、福島競馬場開設70周年記念（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

7月24日、吾妻小富士賞（福島芝1800m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は増沢末夫騎手。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカリスタカイザーに4馬身の差をつけて勝利を収めた。

8月28日、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のガルダンに3馬身の差をつけて勝利を決めた。

9月11日、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

10月16日、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

12月4日、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。