レッドベリル（2004年生、母レッドヴェルベット）

レッドベリル（2004年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「赤色透明をした宝石名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時9歳）と交配したレッドヴェルベットが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C19。

経歴

デビュー前

6歳のとき、ノーザンファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

キャロットクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月9日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

3歳（2007年）

4月14日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月22日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月9日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2008年）

1月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート800m 小雨/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコウエイレインボーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月5日、連闘で迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トーワシャトルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた7戦目は、一般C19（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミカヅキオトヒメに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。