チェリーウイナー（1994年生、母カチドキダンサー）

チェリーウイナー（1994年5月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時14歳）と交配したカチドキダンサーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

久保田敏夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

5月25日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が鈍り18着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、サンキョウフージンにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

7月19日、中1週で迎えた5戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

7月26日、連闘で迎えた6戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったアプローズヒーローに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったラノビアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月20日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた11戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウエイスナップを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

10月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の雲雀ケ原特別（福島ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったスズカアオイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（1998年）

1月18日、中7週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したスガノリアルを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月7日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林久晃騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。