アプローズヒーロー（1994年生、母ピュアアプローズ）

アプローズヒーロー（1994年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時6歳）と交配したピュアアプローズが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は富田恭司。戦績は、中央平地27戦1勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

8月10日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

10月5日、中4週で迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3歳（1997年）

3月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3月15日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、キングアピールにハナ差交わされて2着となった。

4月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で原田聖二騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で原田聖二騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた11戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず17着に敗れた。

6月14日、連闘で迎えた12戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（7戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（8戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月2日、連闘で迎えた15戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（9戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で原田聖二騎手（10戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で原田聖二騎手（11戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチェリーウイナーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（1998年）

3月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で原田聖二騎手（12戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月21日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で原田聖二騎手（13戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で原田聖二騎手（14戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた21戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた23戦目は、K.チン騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’98アジアジョッキーズ（1）（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

6月27日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（6戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

10月10日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた28戦目は、山田勝騎手を鞍上に迎えて、野馬追賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた29戦目は、リゲルケント賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田勝騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田勝騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。