ハイカム（2010年生、母テイエムブルーアイ）

ハイカム（2010年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「エンジン高出力を重視したカムシャフト」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時10歳）と交配したテイエムブルーアイが12歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地6戦0勝、地方8戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、前川牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、古賀和夫によって756万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月9日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2013年）

1月12日、中4週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた7戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

7月24日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月11日、中6週で迎えた9戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の寧月ちゃん3歳おめでとう記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したクイーンマルゴーに半馬身届かず2着に敗北した。

10月3日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、オンワードハーバーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた14戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ビーチブレイブに半馬身交わされて2着に敗北した。