ジュリエットパール（2018年生、母ジュリエットソング）

ジュリエットパール（2018年6月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部+真珠」。毛色は青鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時11歳）と交配したジュリエットソングが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は酒井牧場。主な勝ち鞍は2021年の名古屋モーニングフィーバー59。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額2,500万円（12.5万×200口）で一口馬主が募集された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月15日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

3歳（2021年）

3月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月11日、中3週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月3日、中7週で迎えた6戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の黒羽マオ降臨の儀（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったマサノダイヤモンドに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー59（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゲットオンに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月13日、中1週で迎えた9戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアヒージョケッパーに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

12月16日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のシュネーシュトゥルム特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るティーグランパを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を収める

4歳（2022年）

1月3日、中2週で迎えた11戦目は、大黒天賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルベアヴェルデを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg減らして迎えた12戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月25日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた14戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた15戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガノリバイバーに6馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

12月3日、中3週で迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5歳（2023年）

1月14日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの響灘特別（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2023年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。