ナイスシンザン（1995年生、母ニホンピログラフ）

ナイスシンザン（1995年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミホシンザン（当時13歳）と交配したニホンピログラフが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回、地方12戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

1月5日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

1月11日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、サンフロンティアに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月9日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンジェルクライに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のマサーシェーバーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（1999年）

1月23日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月27日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の乗鞍特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のメルボルントロフィー（京都芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（7戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた11戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高橋亮騎手（8戦1勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹取特別（阪神芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

5歳（2000年）

1月23日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、タイキリメンバーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋亮騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた19戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の遠野特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（13戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

10月24日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた22戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた23戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた24戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた25戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6歳（2001年）

1月4日、中1週で迎えた26戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長嶋和彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4月16日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長嶋和彦騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒミノヤマトを捕まえ切れず、8馬身差の2着となった。

4月30日、中1週で迎えた28戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月21日、連闘で迎えた30戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた32戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた33戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。