オギルージュ（1991年生、母オギアルバンシア）

オギルージュ（1991年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時17歳）と交配したオギアルバンシアが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

野平富久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

12月4日、デビュー戦は鈴木寿騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は412kg。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

12月25日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（1994年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のストロングゼウスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月22日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で亀山泰延騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で亀山泰延騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

4歳（1995年）

6月17日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は亀山泰延騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

9月3日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた15戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、シェルスリーズに交わされて1馬身半差の2着となった。

5歳（1996年）

8月18日、約11か月の休養明けで迎えた16戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた18戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、マルチロマン特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた19戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。