エイシントルファン（2001年生、母Super Starlz）

エイシントルファン（2001年1月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋中国の地名（吐魯番）」。毛色は青毛。種牡馬のSaint Ballado（当時12歳）と交配したSuper Starlzが20歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方10戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の一般B5。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月17日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、イナズマローレルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず16着に敗れた。

8月18日、中7週で迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のしゃくなげ賞（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトミノレッドスターを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のききょう賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（2005年）

1月7日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、羽子板賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウアイリスをアタマ差制して初白星を挙げた。

1月24日、中1週で迎えた6戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタニノローザロッサに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月27日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた9戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

4月30日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐久間寛志騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

12月27日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、日本ベンダーネット杯（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタツミランランを3/4馬身振り切って休み明けの一戦を制した。

5歳（2006年）

1月9日、中1週で迎えた13戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンオミクロンに2馬身半の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

3月9日、中5週で迎えた15戦目は、一般B10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のライコウパワーに4馬身の差をつけて制した。

4月3日、中3週で迎えた16戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンキツリンに1馬身の差をつけて5勝目を手にした。

4月23日、中2週で迎えた17戦目は、青葉特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。