キシリトール（2005年生、母ユーゲントアーチ）

キシリトール（2005年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「甘味料」。毛色は栗毛。種牡馬のニューイングランド（当時8歳）と交配したユーゲントアーチが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）渡邊牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害12戦0勝2着1回、地方10戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上B2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、渡辺牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、三宅勝俊によって315万円で落札された。

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月13日、デビュー戦は水出大介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月6日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた5戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳F4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグレースハートに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳F2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のウィズインテイオーをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

9月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳F1三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゲームアディクトを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

10月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ジェミニアイドルにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月18日、中3週で迎えた10戦目は、サンスポ御堂筋特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、マイネルラウディーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、日刊ゲンダイ杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、タガノエンペラーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた13戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、城山電子特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、タマモピーターパンに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月8日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシャークモネに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg減らして迎えた15戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた17戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた18戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着を確保した。

7月19日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は高野容輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2010年）

3月6日、約6か月半の休養明けで迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月1日、中7週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は4戦連続で高野容輔騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。14着に敗れた。

11月20日、約6か月の休養明けで迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で高野容輔騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた26戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒシカツヒトリタビから4馬身差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（2011年）

2月6日、中6週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。11着に敗れた。