ホワイトリーベ（2004年生、母バイタルリッチ）

ホワイトリーベ（2004年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「白＋恋人（独）」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時7歳）と交配したバイタルリッチが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着2回、地方18戦2勝2着1回。2009年のディープインパクト・プレミアム2(一般)に勝利した他、2009年のサンライズペガサス賞(一般)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月14日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入った。

11月11日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた4戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2007年）

1月13日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったイチゴイチエに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

2月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコスモタロウを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

2月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

7月29日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のライモンを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

9月16日、中4週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず14着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったラインドライブに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月3日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4歳（2008年）

3月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（8戦2勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のライカートをハナ差振り切って休養明けの一戦を物にした。

5月18日、中7週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（9戦3勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

8月24日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（10戦3勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた17戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の葛飾特別（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、5着を確保した。

10月19日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（11戦3勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月29日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（12戦3勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

5歳（2009年）

5月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた22戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、サンライズペガサス賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモエレアドミラルを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月29日、中3週で迎えた23戦目は、ディープインパクト・プレミアム2（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラフィンライデンを豪脚でハナ差だけ差し切って優勝

8月27日、中3週で迎えた24戦目は、ディープインパクト・プレミアム3（門別ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（4戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島洋人騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた28戦目は、ディープインパクト・プレミアム4（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で川島洋人騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って6着に敗れた。

6歳（2010年）

2月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた29戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた30戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、小金牧特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた31戦目は、箱根宿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた32戦目は、江戸川特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ツヨガリに交わされて1馬身差の2着となった。

5月12日、連闘で迎えた33戦目は、ぺガサス特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月3日、中2週で迎えた34戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、’10メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の水無月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた36戦目は、彦星特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた37戦目は、’10 プラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた38戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた39戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、戸塚宿特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。