ニホンピロソフィー（2005年生、母ニホンピロサンデー）

ニホンピロソフィー（2005年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時7歳）と交配したニホンピロサンデーが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方29戦3勝2着11回。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月1日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

5月11日、中5週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月14日、中4週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた5戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

10月25日、中7週で迎えた8戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般E8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた9戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1300m 曇/良）に出走。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた10戦目は、一般E4（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

4歳（2009年）

2月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた12戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般E8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた14戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、一般E7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で實川純一騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般E6（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で實川純一騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた17戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケイズエスティームに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般E5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は實川純一騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般E5（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は實川純一騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のチーズをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般E5（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったジョインアゲンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月9日、連闘で迎えた22戦目は、一般Eニ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず3着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた23戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ブルーパフュームに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた24戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、アタゴビッグマンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月7日、連闘で迎えた25戦目は、一般Eロ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、ステラパラダイスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中3週で迎えた26戦目は、土佐西南公園特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アタゴビッグマンに交わされて3馬身差の2着となった。

12月13日、連闘で迎えた27戦目は、一般Eイ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（6戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイタンオーに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月19日、連闘で迎えた28戦目は、土佐日記紀行特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、一般D6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スカーレットリバーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

1月12日、中0週で迎えた30戦目は、一般Dニ（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（4戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のミヤマリージェントを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

1月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般D3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ヒルサイドフラワーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

2月12日、中1週で迎えた32戦目は、一般D3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ベルモントキャスカに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6月12日、約4か月の休養明けで迎えた33戦目は、福山・高知連携明光丸シリーズ九戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

6月27日、中1週で迎えた34戦目は、福山・高知連携円福寺シリーズ二戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったウォーターピグミンから1馬身半差の2着に敗北した。

7月19日、中2週で迎えた35戦目は、福山・高知連携魚屋万蔵宅シリーズ五戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた36戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携よさこいシリーズ第一戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったリワードアルコンから1馬身差の2着となった。