アタゴビッグマン（2000年生、母ミスルピナス）

アタゴビッグマン（2000年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋巨人」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時11歳）と交配したミスルピナスが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は安達洋生。戦績は、中央平地28戦4勝2着6回、地方25戦11勝2着3回。2009年の二十四万石賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

2月2日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スマートカイザーに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったクーカイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハヤツキラークに9馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月19日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイシノギャラントをアタマ差だけ差し切って休み明け初戦を制した。

11月29日、中5週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

12月14日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に終わった。

4歳（2004年）

3月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（7戦2勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

5月23日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下のエアグルーヴメモリアル（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（8戦2勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したメジロマントルを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

7月10日、中6週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の岳特別（福島ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したオタケビを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるホクザンスターダムを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月23日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5歳（2005年）

5月1日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードブリットに5馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

5月22日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るロングチェイサーを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

6月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

9月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

10月29日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた21戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったバイロイトに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7歳（2007年）

12月1日、約24か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（9戦2勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず14着に終わった。

8歳（2008年）

1月19日、中6週で迎えた23戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた24戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた25戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月3日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた27戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた28戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

12月31日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた29戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、年末年始は馬次第特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワイルドファンシーに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた30戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた31戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、多摩川オープン（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

2月22日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた32戦目は、だるま夕日特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月11日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた33戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4月5日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた34戦目は、地方重賞の二十四万石賞（高知ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セトノヒットに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた35戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた36戦目は、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は永森大智騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5月24日、中2週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた37戦目は、一般E8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプリンセスパピイに約13馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

6月7日、中1週で迎えた38戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（5戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプリンセスパピイに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月22日、中1週で迎えた39戦目は、地方重賞の西日本グランプリ（福山ダート2250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（6戦3勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた40戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた41戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロソフィーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて順当に勝利した。

12月6日、中4週で迎えた42戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、土佐西南公園特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロソフィーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月20日、中1週で迎えた43戦目は、一般D7（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高野毅騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタツエンペラーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

10歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた44戦目は、一般D5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野毅騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスプリングアームに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた45戦目は、土佐の一本釣り特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野毅騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったステラパラダイスを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

1月29日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた46戦目は、土佐海援隊杯特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高野毅騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったリワードリメーンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた47戦目は、武将長宗我部元親特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高野毅騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアタゴコマンダーに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

2月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた48戦目は、一般C3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高野毅騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のケンタッキースワンに1馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

3月14日、中1週で迎えた49戦目は、高知県山茶花特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（9戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールデンランボーに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月24日、中5週で迎えた50戦目は、一般B4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（10戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のパレスエンペラーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月1日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた51戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般B1三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月15日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた52戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

6月27日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた53戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、白山スーパー林道全線開通杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。