ダンツキッチョウ（2002年生、母レイホーソロン）

ダンツキッチョウ（2002年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋吉兆」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したレイホーソロンが20歳のときに産んだ15番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似渡辺牧場。戦績は、中央平地6戦3勝2着2回。2005年の青葉賞(G2)に勝利した他、2004年の札幌2歳ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月22日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたコマノハイ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセレスフェアリーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月2日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したストーミーカフェに半馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2005年）

2月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のグッドネイバーに1馬身半の差をつけて休養明け初戦を物にした。

4月30日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のニシノドコマデモをクビ差振り切って重賞ウィナーの称号を掴み取った。

5月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（5戦3勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。