ストーミーカフェ（2002年生、母グリーティングス）

ストーミーカフェ（2002年3月24日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「嵐の＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時6歳）と交配したグリーティングスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地21戦3勝2着2回。2004年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)で2着に入った他、2005年の共同通信杯(G3)に勝利するなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、西川恭子によって3,360万円で落札された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月11日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったディープサマーに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のニシノドコマデモに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月2日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のダンツキッチョウを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

12月12日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、マイネルレコルトに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2005年）

2月6日、中7週で迎えた5戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイワアプセットに2馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルをゲットした。

9月25日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた7戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で四位洋文騎手（6戦3勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた8戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で四位洋文騎手（7戦3勝）。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい18着に終わった。

4歳（2006年）

7月9日、約7か月半の休み明けで迎えた9戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で四位洋文騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた10戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

9月10日、中6週で迎えた11戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

10月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5歳（2007年）

5月26日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、福島テレビオープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた17戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

12月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの2007ファイナルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり17着に敗れた。

6歳（2008年）

8月24日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、NSTオープン（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

11月1日、中9週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。