クリダーム（2020年生、母ブーケトウショウ）

クリダーム（2020年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「魂の叫び(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時19歳）と交配したブーケトウショウが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。2022年の函館2歳ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

6月12日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のミシェラドラータを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月16日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、ブトンドールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月4日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

12月17日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1200m 小雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3歳（2023年）

3月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

6月10日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

4歳（2024年）

4月13日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリーゼントミニーをハナ差振り切って久々の実戦をモノにした。