ウインモナーク（2019年生、母コスモメリー）

ウインモナーク（2019年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+君主、国王」。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時8歳）と交配したコスモメリーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。2022年の葵ステークス(G3)で4着に入った他、2024年のみちのくステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月17日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヴェラフォルツァに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、中4週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2022年）

1月29日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

4月24日、中4週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスの雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグランアプロウソに1馬身3/4の差をつけて2勝目を獲得した。

5月28日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G3の葵ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

4歳（2023年）

1月15日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスの小郡特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で松岡正海騎手（5戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたバンデルオーラ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で松岡正海騎手（6戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月8日、中9週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの花見山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松岡正海騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

10月8日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの三鷹特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で松岡正海騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたレフトゥバーズ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月28日、中2週で迎えた12戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のブロンズレッドをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月3日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（9戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

5歳（2024年）

4月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（10戦1勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月19日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスのフリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（11戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月29日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（12戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月8日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（13戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブルースピリットを半馬身振り切って制した。

11月3日、中7週で迎えた19戦目は、みちのくステークス（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松岡正海騎手（14戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したエターナルタイムを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。