オリバーバローズ（2010年生、母チェルビム）

オリバーバローズ（2010年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時14歳）と交配したチェルビムが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地19戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ダーレー・ジャパン・ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、猪熊広次によって1,260万円で落札された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月23日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサンバジーリオをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2013年）

1月6日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた7戦目は、D.マクドノー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下のビオラ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

4月6日、中8週で迎えた9戦目は、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた10戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

6月15日、中5週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

6月23日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月11日、中6週で迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の知床特別（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

11月3日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

4歳（2014年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下の西尾特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた18戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

6月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上500万下の国分寺特別（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚がパッとせず18着に終わった。