ラインチェイサー（2006年生、母ボルジアⅡ）

ラインチェイサー（2006年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋追跡者」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時13歳）と交配したボルジアⅡが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般C21。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

7月26日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

8月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

4歳（2010年）

2月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったアンボネイに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた4戦目は、一般C28（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウライエンパイヤを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月23日、連闘で迎えた5戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本茜騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーダイナモに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月25日、中4週で迎えた6戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着に入った。

6月5日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

5歳（2011年）

5月1日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず18着に終わった。